素晴らしい銀色を細部まで見事に再現
風呂敷の色付けにはいくかの方法があります。
そして、方法によって発色などに違いが出るので注意しなければなりません。
特に銀色に染色したいなら、一般的な手段で実施すると満足できない可能性があります。
なぜなら、それだけ再現が難しい色であり、単なる灰色に見えてしまうケースもあるからです。
うまく光沢を再現する必要があり、そのためにはグラデーションの演出も不可欠です。
これを実現するポイントとしてインクの選別が挙げられます。
インクは大きく染料と顔料に別れており前者のほうが安価です。
そのため、できるだけ風呂敷のコストを下げたい場合に選ばれることがよくあります。
その代償として色の再現性が乏しいことを理解しておきましょう。
難易度が高い銀色に関しては、あまり期待しないほうがよいかもしれません。
それに対して顔料を使用するタイプなら、美しい銀色を表現できる可能性が高いです。
発色が良いうえに色が生地に定着しやすいというメリットもあります。
その分だけ価格は高くなりやすいですが、圧倒的な差がでるわけではありません。
大事な人への贈り物など、少しでもクオリティを高めたいケースにおいて、有力な選択肢になるでしょう。
シワが付きにくくて洗いやすい生地
風呂敷の素材として、ポリエステルちりめんの人気が高まっています。
シワがつきにくいことが大きな特徴であり、折りたたむことが多い風呂敷との相性は抜群です。
ポケットなどに収納しておき、いざ使用するときに広げても綺麗な状態になります。
それに見た目も華やかであり、適度な光沢があることも強みです。
よって、必ずしも印刷技術によって光沢を出す必要がなくなります。
しかも洗濯も可能なので、清潔な状態を保ちやすいというメリットまであるのです。
物を包むアイテムであるため、どれだけ丁寧に使用している風呂敷も汚れていきます。
特に近年はエコバッグの代わりに活用するケースも増えており、食品の汁などが付着することも多いです。
ポリエステルちりめんなら汁を弾きやすいだけでなく、すぐに洗えるのでシミが残るをことを防げます。
もちろん汚れの程度にもよりますが、通常の範囲で使っていくなら長持ちするでしょう。
そのため、気に入ったデザインの風呂敷を使い続けたい人にうってつけです。
速乾性もとても良いため、洗濯してから使えるまでの時間も短くて済みます。
このように利便性において、他の素材と比べて大きなアドバンテージがあるのです。