風呂敷の魅力

着物の約7割は丹後の生地が使用されている

色んな包み方丹後ちりめんの起源は、平安時代に遡るなど歴史があるようです。
当初は貴族や寺院向けの高級品として作られていましたが、
江戸時代に入ると一般庶民にも広まり、着物の素材として人気を集めたとされます。

人気のちりめん素材

明治時代以降は、機械化が進んだことでより多くの製品が生産されるようになるなど
現代へと繋がります。現代においても伝統的な技法を守りながら生産が行われていて、
地域の重要な産業になっているといわれています。

着物以外にも、風呂敷の生地に使用されることも多いのですが、
この生地を作り出したのは絹屋佐平治と呼ぶ人物です。

この人物は京丹後市峰山町に住んでいて丹後の人々を救済する目的で
西陣で修行を行っており、1720年になると独自のちりめんを作り出すことに成功して
後の丹後ちりめんを作り上げました。

質感・デザイン・耐久性の3つの特徴があります。

質感については、清らかで柔らかい手触りが特徴で、独特のシボ感を持ち
光沢を持ち合わせています。伝統的な模様および色合いが多く、
和服や着物に適していて色彩が豊かで多様なデザインを楽しむことができる、このような魅力を持ちます。

なお、絹の特性から軽量でありながらとても丈夫で長持ちする、
このようなことから風呂敷にも適していることが分かるのではないでしょうか。


京都のれん株式会社ならオシャレなアイテムも購入可能

京都のれん株式会社は、のぼり旗やのれんなどを手掛けている会社ですが、
ちりめんを使用した丹後ちりめんを活用した風呂敷製作も可能です。

風呂敷製作が可能なため、オーダーメイドで作りたいときにも
役立つ存在になってくれるのではないでしょうか。

風呂敷製作を依頼するときには、素材を選んだりデザインを決めたり、
サイズを考えるなどが大切です。さらに、風呂敷はモノを包むためだけでなく、
インテリアやバッグなどのアイテムにも使える道具でもあり、その用途は多岐にわたります。

京都のれん株式会社の公式サイトには、風呂敷製作に関する豆知識や
お役立ち情報などが掲載されており、事前に知識を得た上でオーダーすることが可能です。

京都のれんで風呂敷製作

ちなみに、丹後の地でちりめんは素材が発達した理由の中には
その地の気候および風土が適していることが挙げられます。

そもそも丹後地方は山や川、そして海などの自然が豊富にある場所で
良質な水が流れるなどの環境を持ちます。

さらに、「うらにし」と呼ぶ季節風によって湿気を含んだ雨が多く降るなどの特徴もあります。

このような自然環境を持つ丹後だからこそ風合いや質感が良く、
耐久性を持つ生地を作り出せたといっても過言ではありません。